試験から合格発表までの間
宅建試験に合格できる実力を持ちながら、なかなか合格できない人がいます。
あともう少しのところで、合格を逃してしまった人は「今年ここまでできたから来年は少しやれば合格できる」という思い込みをしてしまいがちです。
確かに今年の10月の試験では、もう少しで合格できるというレベルだったかもしれません。
しかし、学習した知識を忘れず、学習したままの状態をずっと保っていくことは不可能でしょう。
残念ながら、知識は覚えたときから忘れていくという忘却曲線というものがあり、試験直前に100だった学力は、試験1ヶ月後には70、2ヶ月後には60というようにみるみる低下していきます。
今年ここまでやったのだから、来年は2~3ヶ月の学習で十分だと思い込み、翌年、10月の試験を目指し7月から学習を始めた場合、去年学習した知識はほとんど残っておらず、ほぼゼロの状態からのスタートになるでしょう。
では、どうするのがよいのでしょうか。
試験が終わっても合格発表があるまでは、学習をやめないこと、これが大事になってきます。
10月の試験から12月の合格発表までの間、学習を続けることが翌年の試験の合否を分ける大きなポイントとなります。
ここでの学習は学力の維持が目的です。
試験翌日、前日受けたばかりの本試験問題をもう一度解いてみましょう。
解答速報を使って自分の得点を確認することもできます。
ここでの前日の本試験問題の復習は、1日前に解いたばかりの問題であること、本試験会場でいつも以上に真剣に考えて解答しているので、問題についての記憶が鮮明に残っていること、という点から、次の試験を目指した受験学習としては、実に効果的であるといえます。
次に、本試験直前に使っていた過去問題集を1日10問解答することを実行しましょう。
10月の試験から12月の合格発表までの間で、確実に30日勉強できれば300題の問題演習ができ、単純に計算すると300題÷50問=6年分の過去問題ができることになります。
試験前の学習より、試験後の学習の方が、気持ちに余裕があるのが当たり前ですので、この過去問題集をすることで、試験前にみえてこなかったことが試験後の学習では不思議と理解が進んだりして、次に繋げることができるでしょう。
何回も受験しているが、いつももう少しで合格を逃しているという人には、是非実践してもらいたいと思います。